所得税率引き上げ検討
2013.01.13
カテゴリ:税理士
所得税率引き上げ検討
今朝の朝刊に「自民・公明両党が、所得税の最高税率について、現行の40%から45%とする方向で最終調整に入った。相続税の最高税率も50%から55%に上げる案を検討する」旨の記載がありました。
一方で高齢者が財産を子や孫などに贈与する際の贈与税を軽減するとのことです。
富裕層の税負担を多くし、世の中全体にお金が廻るようにしようとしているのが伺い知れます。
ただ富裕層とは言え、その所得は損益面で計算されます。つまり、例えば借入金で収益マンションを購入し大家さんになった場合、損益では相応の利益が出たとしても、借入金の返済額が多額であれば手元のお金は無い訳で、そこに課税が強化されると払えなくなる恐れもあります。
損益面だけでなく、収支面での課税を組み合わせてもらえるようなってほしいですね。