資金繰り改善 実務講座 を受講しました
2011.06.02
カテゴリ:ブログ
資金繰り改善 実務講座 を受講しました
資金繰りを改善するために必要な事
①「利益」と「資金」の違いを理解する。
②資金改善の抜本的な対策を講じる。
③資金繰り改善の諸施策を実施する。
④会計事務所のMAS業務を重視する。
順に説明していきますが、今日は
①について
利益=資金ではありません。
例えば、不動産賃貸業が顕著ですが、
借金を抱えて事業している場合、
賃料収入は順調にあるものの、借入金の返済も多く、手元資金はあまりない状態のことです。
この状態でも、利益は相当なものになります。
金額を当てはめると、
賃料収入:1000万円
借金返済:950万円
借金返済の内、利息部分:550万円
減価償却費:150万円
と仮定すると、
手元資金は、1000万円△950万円=50万円 ですが、
利益は
1000万円△550万円△150万円=300万円となります。
借金の元本部分は経費にならないのです。
利益とは、「現実ではなく概念」であり、財産の変化を測る物差しなのです。
資金(キャッシュフロー)とは、現金の収支変動を測る物差しなのです。
現実の事業では、キャッシュフローを重視することが必要です。