顔の見えない社会
2010.12.16
カテゴリ:ブログ
顔の見えない社会
ネットには顔の見えない「冷言」が横行しています。
とある弁護士の方が主催するMLにおいて、
よかれと思って投稿した内容に対して「レベルが低い」との指摘を受けました。
これは面と向かっては言えない言葉でしょう。
メールは言葉上だけでの判断になりがちですが、そうではない、相手の真意、背景も考慮に入れて、それこそ言葉を選んで返答に「配慮」すべきだと思います。
それが人間として望まれる対応ではないでしょうか。
「時間がもったいないので、配慮なんかしない」のは冷徹です。
特に法律家は、そうなりがちなのでしょう。
「契約書上の文言の法律効果」を争点にし、それで勝負を決する世界ですからそれもわからない訳ではありません。
確かに法律知識を深めていくと争いごとには勝利する機会も増えるのかもしれませんが、人間的には未熟な領域を脱していないと言わざるを得ません。いわゆる「頭でっかち」です。
同じく「法律」に携わる一員として、冷徹にならないよう常に自分を省みていきたいと思います。