交渉の極意
2011.01.08
カテゴリ：ブログ
交渉の極意
「日本人は交渉下手」とは国際的によく言われています。
しかし、元国連事務総長であった明石康氏は言われています。
明石氏は現職時代、カンボジアや旧ユーゴスラビアで紛争調停を指揮されたことで知られています。氏曰く
「調停者は雄弁である必要はない」
「滔々と捲し立てるよりも、まずはグッド・リスナーであるべきだ」
幕末の蘭学者として知られる渡辺崋山は、交渉する際の教訓として「八勿の訓」を言われました。
その最後に言われている最も大切なものとして、
「基本が確立していれば、あとは皆がそれに従う。その基本とは誠実である」というものでした。
要は、最後にはテクニックではなくて、「誠実」さが人の気持ちを動かすということなのでしょう。
「誠実」こそ「最大の武器」として心得たいです。
